370.ムナーリのメッセージ(1965) ― 2022年12月28日 21:46
子どものための造形教育について、もう半世紀もつづいている「幼児造形教育研究会」という集まりがあります。
数年前からお手伝いに伺うようになり、いろいろ学ぶことが多いのですが、その最初期の中心人物であったという林健造さんが1965年に東京・伊勢丹で開催されたムナーリ展について当時の美術教育雑誌に寄稿していることがわかりました。
今回はその中に紹介された、ムナーリのメッセージをご紹介します。
昼と夜と
世界をまわる
暁に黄昏があいつずく
詩と実践は本来一つのもの
樹・ガラス・動物も
実践の要求から生まれた自然の形
その多様な形
デザイナーは美を
単純さのなかに
詩を実践のなかに
自然さを表現のなかに再発見する
メッセージの和訳は、もしかすると展覧会を企画招聘した瀧口修造の手によるのかもしれません。
林さんのムナーリ展の印象と子どもの教育に関する論考は、いずれあらためて紹介できればと思いますが、ムナーリが自らワークショップの実践に着手する12年も前に、ムナーリの造形と教育の関係を日本でも考えている人たちがいたことに感銘を受けます。
数年前からお手伝いに伺うようになり、いろいろ学ぶことが多いのですが、その最初期の中心人物であったという林健造さんが1965年に東京・伊勢丹で開催されたムナーリ展について当時の美術教育雑誌に寄稿していることがわかりました。
今回はその中に紹介された、ムナーリのメッセージをご紹介します。
昼と夜と
世界をまわる
暁に黄昏があいつずく
詩と実践は本来一つのもの
樹・ガラス・動物も
実践の要求から生まれた自然の形
その多様な形
デザイナーは美を
単純さのなかに
詩を実践のなかに
自然さを表現のなかに再発見する
メッセージの和訳は、もしかすると展覧会を企画招聘した瀧口修造の手によるのかもしれません。
林さんのムナーリ展の印象と子どもの教育に関する論考は、いずれあらためて紹介できればと思いますが、ムナーリが自らワークショップの実践に着手する12年も前に、ムナーリの造形と教育の関係を日本でも考えている人たちがいたことに感銘を受けます。
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