273.エリック・カールの展覧会2017年04月29日 11:42

エリック・カール展
世田谷美術館でエリック・カールの展覧会を見てきました。 「はらぺこあおむし」などの絵本作家として知られているエリック・カールですが、(エリック・カールはドイツ系アメリカ人ですが、幼年期から青年期はドイツ在住)グラフィックデザイナーとしてアメリカでキャリアを始めていたそうです。 その時代に「スイミー」の作者であり同じくグラフィックデザイナーのレオ・レオニと知り合って影響を受けたとか。 世代的にはムナーリやレオニより一世代?若いわけですが、間接的にはムナーリともつながってくることがわかりました。 展示は絵本原画が中心でしたが、子どもに読み聞かせたり自分が読んできたなつかしい絵本の原画がたくさんあって楽しい内容でした。

264.ムナーリの仕掛け絵本(邦訳版)2011年11月29日 19:27

フレーベル館HP
「きりのなかのサーカス」を谷川俊太郎訳で復刻してくれたフレーベル館から、あの9冊の仕掛け絵本シリーズが同じく谷川訳で刊行されています。2011年11月時点で三冊(原題「mai contenti」「l'uomo del camion」「il venditore di animali」)が発売中とのこと。ところが本屋さんの店頭ではなかなか見ることが出来ないようで、フレーベル館のHPやアマゾンで注文するのがよさそうです。                             

250.ムナーリの仕掛け絵本を読んでみる2010年03月14日 17:55

読み聞かせ

あるところで機会を頂いて、幼稚園の子ども達にムナーリの仕掛け絵本の「読み聞かせ」をさせてもらいました。読んだのは「mai contenti」で、四歳児クラスと五歳児クラスに一回ずつ(もちろん日本語で)読み聞かせをしてみました。どちらの場合も子ども達はこちらが予想していた以上に興味を持ってくれたようです。ページごとに色々な動物が「他の動物になりたい」と思っている「頭の中」が見えるミニページが絵本の仕掛けになっていますが、「○○(動物)は何になりたいと思ってるかな?」と途中でなぞかけすると、四歳児は次の展開を予想すると言うよりもとりあえず自分が思いついた動物を「キリン!」とか「カエル!」とか言ってみる感じ、五歳児はページごとの展開を予想して「(そろそろ最初のページの動物に戻るんじゃないかな?)ゾウ!」という感じで予想してくれました。 本の大きさは紙芝居と同じくらいですし、絵柄も大きく色がはっきりしているので、読み聞かせに向いているかもしれません。日本語版があったら、もっと色々なところでムナーリの仕掛け絵本を楽しんでもらえるのに、という気もします。

248.mai contenti(ムナーリの仕掛け絵本「ぞうのねがい」)2010年02月16日 00:09

「mai contenti」

ムナーリの仕掛け絵本シリーズの一つ「mai contenti」はその昔「ぞうのねがい」という題名で邦訳されていたようです。調べてみると図書館で収蔵してあるところがありそうなのでそのうち調べようと思いますが、とりあえず自分なりに内容を翻訳してみました。 「mai contenti」 ぞうはおおきくて重たいからだでいるのにくたびれて、ほかのいきものになりたいと思いました。/ ぞうはなにになりたかったのでしょう?/ そらを飛んで、きれいなこえで歌う鳥になりたいと思ったのです。/ でも、鳥は飛んだり歌ったりするのに飽き飽きして、ほかのいきものになりたいと思いました。/ 鳥はなにになりたかったのでしょう?/ 水の中を泳ぎ回る魚になりたいと思ったのです。/ ところが魚は水の中を泳ぐのにくたびれて、ほかのいきものになりたいと思いました。/ 魚はなにになりたかったのでしょう?/ いつまでも砂や岩の上で動き回っている、とかげになりたいと思ったのです。/ でもでも、とかげはいつまでも砂や岩の上で動き回っているのがいやになって、ほかのいきものになりたいと思いました。/ とかげはなにになりたかったのでしょう?/ 大きくてしずかで、おまけにいつでも虫がよってくる牛になりたいと思ったのです。/ はてさて、牛は牛でいるのに退屈して、ほかのいきものになりたいと思いました。/ 牛はなにになりたかったのでしょう?/ もっともっと大きくて、りっぱな鼻ときばのある、ぞうになりたいと思ったのです。/ それでもやっぱり、ぞうはほかのいきものになりたいと思っていましたとさ。/

245.ムナーリの機械2009年10月31日 17:33

「ムナーリの機械」
ふらっっと本屋さんに入ったら、「ムナーリの機械」の邦訳版が復刻されていました。河出書房新社から出ています。今年の5月に出ていたようですが不明にして気がつきませんでした。その昔出た版と違い、今回のは現行のコッライーニ版と同じ表紙ですね。

243.きりのなかのサーカス2009年09月16日 18:47

きりのなかのサーカス

なんと、またまたムナーリの本が出ました。 かつて邦訳で出版されたことがありますが今では希少本になっていた「きりのなかのサーカス」の新訳本です。出版はフレーベル館だそうです。 http://www.amazon.co.jp/%E3%81%8D%E3%82%8A%E3%81%AE%E3%81%AA%E3%81%8B%E3%81%AE%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%82%B9-%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%8E%E3%83%BB%E3%83%A0%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%83%AA/dp/4577036975 ページにトレーシングペーパーを使って霧の中の見えるような見えないような雰囲気を表現したり、デザイン的にも素敵な本です。 子どものプレゼントにするには、ほんのすこし勇気がいる値段かもしれませんが、手の込んだ本の作りを考えれば手頃な値段でムナーリの絵本が再び楽しめるようになったことを喜ばなくてはなりませんね。 訳はなんと谷川俊太郎。生前のムナーリともしかして面識があったのでは、と思ったのですが、内容を見る限りでは分かりません。

235.ミラノのコッライーニ2008年06月12日 23:11

「プラス・マイナス」

4月に仕事でミラノを訪れた際に、ムナーリの書籍やアイテムを次々復刻しているコッライーニのお店がミラノに出来たらしいと聞いて言ってみました。最近日本でも知られるようになった国際家具見本市の期間に併せてのオープンだったようですが、お店で話を聞くと「ずっとやってるよ」とのこと。そろそろ日本にも入ってきているのではないかと思いますが、復刻なったばかりの名作「プラス・マイナス」が平積みになっていました。

227.「なまけものの犬のしっぽを動かす機械」(ナンセンスの機械)2007年12月27日 22:34

「なまけものの犬のしっぽを動かす機械」

「なまけものの犬のしっぽを動かす機械」 1)吹き矢をカバンの留め金に向けて発射する 2)カバンの留め金が外れる 3)カバンの蓋が開く 4)中に閉じこめられていた伝書鳩が飛び出す 5)飛び立った伝書鳩の足に結びつけられた糸が引っぱられる 6)糸の反対側につながっている車輪が回る 7)車輪についたクランクが動いてスライド式の物差しが前後に動く 8)物差しに取り付けられたエッフェル塔のおみやげも一緒に動く 9)エッフェル塔のおみやげに結びつけられたリボンが引っぱられる 10)リボンが引っぱられると反対の端に結びつけられたはたきとそこにくくりつけられた犬のしっぽが動く

217.ムナーリと須賀敦子2007年11月05日 13:51

「遠い朝の本たち」(ちくま文庫)

ムナーリの「木をかこう」「太陽をかこう」の翻訳者が、「コルシア書店の仲間たち」「ミラノ・霧の風景」の著者、須賀敦子さんなのですが、ムナーリの本を訳したころの須賀さんはまだ作家として作品を発表していない、翻訳家・教育者として活動されていた時代と思います。須賀さんの「遠い朝の本たち」(ちくま文庫)を読んでみると、解説を書いている末盛千枝子さん(彫刻家・船越桂の実姉)が「木をかこう」「太陽をかこう」を日本で出版した至光社に勤めていた1967年頃に須賀さんと知り合った、と書いています。ムナーリと須賀さんは同じミラノに生きていた時代があり、どこかで直接の接点があったかもしれませんが、もし接点があったとすれば恐らく須賀さんが日本で翻訳の仕事を再開(イタリアでも日本文学の翻訳をしていた)した後ではないでしょうか・・・

167. 「みんなおやすみ」(ムナーリの仕掛け絵本)2006年02月15日 21:50

「buona notte a tutti」
一連のモンダドーリ社仕掛け絵本シリーズの一冊ですが1945年当時には出版に至らないまま幻となっていた絵本です。ページの中にページがあるのはムナーリの十八番ですが、この本では部屋のあちこちに眠っている「なにか」が見つかります。現在はコッライーニ社で復刻(イタリア語版・英語版)しています。
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イタリアの芸術家+デザイナー+教育者、ブルーノ・ムナーリのことなどあれこれ。
こちらにもいろいろ紹介しています(重複有)https://fdl-italform.webnode.jp/

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