418.ムナーリと柳宗理の交流2024年07月12日 20:04

柳宗理デザイン研究会HPより拝借
前項でご紹介した、1959年の瀧口修造(美術評論家)によるムナーリ紹介記事の中に気になる記述がありました。

「ムナーリは日本の紙製ののぼりや水引など出してみせ、ニューヨークで買ったものだと言った。そしてヤナギ(宗理氏)の名をなつかしそうにあげた。」

…ムナーリが初めて日本を訪れたのは1960年日本で開催された国際デザイン会議出席のはずですが、1958年(瀧口がミラノのムナーリを訪ねた年)の時点で、すでに日本の工業デザインの父であり、美学者柳宗悦の長子、柳宗理との交友が始まっていたことが読み取れます。

はたしてムナーリと柳はどこで知り合って意気投合したのか、おそらくデザインに関する海外での会議の場であったのではないか?と想像していますが、現時点では定かではありません…

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