225.メンディーニ、ムナーリを語る ― 2007年12月20日 22:47

アレッサンドロ・メンディーニ(1931~ )はアレッシやスウォッチのデザインディレクターとして80〜90年代のイタリアデザインブームを演出した大物ですが、もともとイタリアのデザイン誌「モード」や「ドムス」の編集長を務めるなど、出版・メディア分野に詳しい人でもあります。「ムナーリについて、ひとつ逸話を話そう。ある時120ページの本を編集しなくてはならないことがあって、ムナーリがレイアウトをすることになっていたんだ。私はレイアウトしなくてはならない写真をすべて抱えて彼の家に行った。そこには小さなテーブルがあってね。そこで彼はたった40分の間に全ての材料をのりで貼り付けて一冊分の本のレイアウトをやってのけてしまった。あれは怪物だ。人間コンピュータだよ」-Posso raccontare un aneddoto semplicissimo. Dovevo fare un libro di centoventi pagine e Bruno Munari doveva impaginarlo. Ho portato tutte le fotografie a casa sua. Aveva un tavolino molto piccolo; vi ha messo tutto il materiale e con la colla in quaranta minuti ha impaginato il libro. Era un mostro. Era un computer umano.
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