436.レッジョ・エミリアの幼児教育とムナーリ ― 2025年02月25日 07:58

2025年2月にレッジョ・エミリアの幼児教育施設(国際センター)を再訪しました。
2019年にはじめてレッジョ・エミリアを訪問した際、彼の地の独特な幼児教育:子どもたちの創造性と可能性をリスペクトし、自発的な探究をサポートしようと考えるレッジョ・エミリアの幼児教育とムナーリの教育の明白な共通点について、センターを案内してくれた方(元はベテランの教師だった方でした)に質問した記憶があります。
レッジョ・エミリアの幼児教育は、その運営法人が世界に向けて多くの発信を行っていますが、彼らの教育理念(と実践)が影響を受けてきた先人たちについてあまり言及しない傾向があります。
これはレッジョ・エミリアの幼児教育改革を牽引した人物が、広く近現代の教育学から学びつつ、上手にそれぞれのエッセンスを組み合わせてアレンジしてきたことと関係がありそうです。
2019年に私が投げかけた「レッジョ・エミリアの幼児教育とムナーリの関係は?」という問いに対して、「ムナーリはレッジョ・エミリアを訪れたことはなかった」という答えが返ってきて少々拍子抜けしたのですが、今回センターのスタッフからレクチャーを受けた際には「私たちはムナーリからも学んでいる」という主旨の説明を聞くことができました。
イタリア人はしばしば町と町の対抗心というか、余所の町の歴史や人物を他国より遠いもののように考えるきらいがありますが、そういった関係にも変化が訪れているのかもしれません。
ちなみにムナーリの故郷ミラノとレッジョ・エミリアは、ほんの150kmほどの距離です。
2019年にはじめてレッジョ・エミリアを訪問した際、彼の地の独特な幼児教育:子どもたちの創造性と可能性をリスペクトし、自発的な探究をサポートしようと考えるレッジョ・エミリアの幼児教育とムナーリの教育の明白な共通点について、センターを案内してくれた方(元はベテランの教師だった方でした)に質問した記憶があります。
レッジョ・エミリアの幼児教育は、その運営法人が世界に向けて多くの発信を行っていますが、彼らの教育理念(と実践)が影響を受けてきた先人たちについてあまり言及しない傾向があります。
これはレッジョ・エミリアの幼児教育改革を牽引した人物が、広く近現代の教育学から学びつつ、上手にそれぞれのエッセンスを組み合わせてアレンジしてきたことと関係がありそうです。
2019年に私が投げかけた「レッジョ・エミリアの幼児教育とムナーリの関係は?」という問いに対して、「ムナーリはレッジョ・エミリアを訪れたことはなかった」という答えが返ってきて少々拍子抜けしたのですが、今回センターのスタッフからレクチャーを受けた際には「私たちはムナーリからも学んでいる」という主旨の説明を聞くことができました。
イタリア人はしばしば町と町の対抗心というか、余所の町の歴史や人物を他国より遠いもののように考えるきらいがありますが、そういった関係にも変化が訪れているのかもしれません。
ちなみにムナーリの故郷ミラノとレッジョ・エミリアは、ほんの150kmほどの距離です。
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