462.モンテッソーリ、レッジョ、ロダーリ、ムナーリ ― 2026年01月16日 11:54
2025年11月、ミラノのレオナルド・ダ・ヴィンチ科学博物館で、「クリエイティブ・ラーニング・フェスティバル」という教員、保育者、ミュージアムエデュケーターなどを対象とした大きなイベントがあり、その最後のセッションとして、モンテッソーリとレッジョの教育者マラグッツィに加え、二十世紀イタリアの国民的童話作家ロダーリ、芸術家、デザイナー、教育者としても知られるムナーリの四人を取り上げた公開座談会が行われました。
2026年1月からその様子がYouTubeに公開されています。
La creatività viene da lontano: Malaguzzi, Montessori, Munari, Rodari e la loro visione
登壇者は、レッジョ・エミリアから元レッジョ・チルドレン代表クラウディア・ジュデチさん、モンテッソーリ教育の専門家アンドレア・ルーピ氏、ロダーリの研究者ピノ・ボエロ氏、そしてムナーリの教育活動の協力者だったベバ・レステッリさんと、司会のマリア・サンソウダキさん(ミラノ科学博物館)でした。
それぞれの登壇者の発言については別のメディアにも覚え書きとしてまとめてみたのですが、
モンテッソーリ、レッジョ、ロダーリ、ムナーリからイタリア人が考える創造性とSTEAM
こちらのトピックではムナーリのお弟子さんであるレステッリさんの言葉をすこしだけ紹介します。レステッリさんはムナーリと共にトスカーナ州プラートのペッチ現代美術館で開催した「ラボ・リブ(自由ワークショップ)」について語りました。
Cioè qui siamo in un laboratorio plurisensoriale e qui vedete una quantità innumerevole di materiali diversi. E che cosa ci diceva Munari? aveva detto un laboratorio dove fare senza pensare, dove lasciarsi conquistare dai materiali, dalle qualità tattili e visivi dei materiali e creare degli assemblaggi, delle costruzioni, delle composizioni senza uno scopo preciso.
つまり、ここ(「ラボ・リブ」)は多様な諸感覚のワークショップで、そこには数えきれない様々な素材があります。ムナーリはこれを何と言ったでしょう?これは考えずにワークできるワークショップ、素材や素材の触覚的・視覚的な特性に魅了されて、決まった目的を持たずに組み立てや構築、構成を作れるワークショップだ、と言いました。
(中略)
Non potrebbo forse dire qui azzardo, eh, Munari, considerare Munari un precursore del tinkering ?
ムナーリを「ティンカリング」の先駆者と見なすことはできないでしょうか?
「ティンカリング」とは、「いじくりまわす」という意味の言葉から転じて、特定の目的のためでなく好奇心の導くままに素材や道具をいじくりまわし、分解し、探究を楽しみながら発想を広げる行為を意味します。「ティンカリング」については、『作ることで学ぶ Makerを育てる新しい教育のメソッド』(オライリー刊)により詳しく紹介されていますが、STEAM教育の可能性を探るこのイベントと直結した概念です。
イタリアでも、このような比較教育研究は最近になって活性化したようですが、日本の創造的な教育についても、何か新たな探究のアプローチがあるように思います。。。
2026年1月からその様子がYouTubeに公開されています。
La creatività viene da lontano: Malaguzzi, Montessori, Munari, Rodari e la loro visione
登壇者は、レッジョ・エミリアから元レッジョ・チルドレン代表クラウディア・ジュデチさん、モンテッソーリ教育の専門家アンドレア・ルーピ氏、ロダーリの研究者ピノ・ボエロ氏、そしてムナーリの教育活動の協力者だったベバ・レステッリさんと、司会のマリア・サンソウダキさん(ミラノ科学博物館)でした。
それぞれの登壇者の発言については別のメディアにも覚え書きとしてまとめてみたのですが、
モンテッソーリ、レッジョ、ロダーリ、ムナーリからイタリア人が考える創造性とSTEAM
こちらのトピックではムナーリのお弟子さんであるレステッリさんの言葉をすこしだけ紹介します。レステッリさんはムナーリと共にトスカーナ州プラートのペッチ現代美術館で開催した「ラボ・リブ(自由ワークショップ)」について語りました。
Cioè qui siamo in un laboratorio plurisensoriale e qui vedete una quantità innumerevole di materiali diversi. E che cosa ci diceva Munari? aveva detto un laboratorio dove fare senza pensare, dove lasciarsi conquistare dai materiali, dalle qualità tattili e visivi dei materiali e creare degli assemblaggi, delle costruzioni, delle composizioni senza uno scopo preciso.
つまり、ここ(「ラボ・リブ」)は多様な諸感覚のワークショップで、そこには数えきれない様々な素材があります。ムナーリはこれを何と言ったでしょう?これは考えずにワークできるワークショップ、素材や素材の触覚的・視覚的な特性に魅了されて、決まった目的を持たずに組み立てや構築、構成を作れるワークショップだ、と言いました。
(中略)
Non potrebbo forse dire qui azzardo, eh, Munari, considerare Munari un precursore del tinkering ?
ムナーリを「ティンカリング」の先駆者と見なすことはできないでしょうか?
「ティンカリング」とは、「いじくりまわす」という意味の言葉から転じて、特定の目的のためでなく好奇心の導くままに素材や道具をいじくりまわし、分解し、探究を楽しみながら発想を広げる行為を意味します。「ティンカリング」については、『作ることで学ぶ Makerを育てる新しい教育のメソッド』(オライリー刊)により詳しく紹介されていますが、STEAM教育の可能性を探るこのイベントと直結した概念です。
イタリアでも、このような比較教育研究は最近になって活性化したようですが、日本の創造的な教育についても、何か新たな探究のアプローチがあるように思います。。。
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