466.ムナーリの生涯 ― 2026年03月19日 16:04
ムナーリの生涯について確認したいことがあって、あれこれウェブページを見ているたところ、日本語でかなり詳細にムナーリの生涯と各時代の仕事を説明しているページに出会いました。
Antiquariumu Milano ブルーノ・ムナーリ
イタリアのキッチン用品から書籍などまで、幅広く商品を紹介して注文ができるショップのサイトのようです。
日本語でアクセスできる情報源からだけではわかりにくいことまで紹介されており、もしかすると、イタリア語で作成された内容を現地の日本人スタッフが翻訳されているのかもしれません。
Antiquariumu Milano ブルーノ・ムナーリ
イタリアのキッチン用品から書籍などまで、幅広く商品を紹介して注文ができるショップのサイトのようです。
日本語でアクセスできる情報源からだけではわかりにくいことまで紹介されており、もしかすると、イタリア語で作成された内容を現地の日本人スタッフが翻訳されているのかもしれません。
464.ミラノ・コルティナ・オリンピック開会式 ― 2026年02月20日 23:50
2026年2月の冬季オリンピックは、ミラノ・コルティナで開催されました。
トリノ・オリンピック同様にミラノはいわゆるウィンタースポーツの町ではないのですが、開催地にミラノの名があるのは、アクセスと競技会場の便宜的な関係もあるのでしょうか。
ちょうど学術調査のためにイタリアに一週間ほど滞在している時期にオリンピックの開会式があり、その中ではムナーリの名を紹介しつつ、イタリア人のハンドジェスチャーを取り上げた一幕があったようです。
イタリアのムナーリ関係者の間でちょっとした話題になっていたので「ムナーリがあらためて世界に紹介された瞬間」ということで、取り上げてみました。
トリノ・オリンピック同様にミラノはいわゆるウィンタースポーツの町ではないのですが、開催地にミラノの名があるのは、アクセスと競技会場の便宜的な関係もあるのでしょうか。
ちょうど学術調査のためにイタリアに一週間ほど滞在している時期にオリンピックの開会式があり、その中ではムナーリの名を紹介しつつ、イタリア人のハンドジェスチャーを取り上げた一幕があったようです。
イタリアのムナーリ関係者の間でちょっとした話題になっていたので「ムナーリがあらためて世界に紹介された瞬間」ということで、取り上げてみました。
447. Bruno Munari Archivi ― 2025年07月10日 19:39
「Bruno Munari Archivi」なるウェブサイトを発見しました。
どうやら最近になって立ち上げられたもののようですが、明らかにイタリアの公式なムナーリに関するアーカイブサイトです。
Bruno Munari Archivi
コミッショナーおよびパートナーのページに名を連ねているのは、ムナーリのお孫さんヴァレリアさんをはじめ、出版社のコッライーニはもちろん、ムナーリ研究者として高名なメネグッツォ、またムナーリの教育活動に関わってきたレステッリさん、デツァーニさん、スペラーティさんを含め怱々たる方々です。
あらためてイタリアでは新たなムナーリ研究の機運が、ムナーリと直接ご縁のあった人たちによって拓かれているのかも、と考えると期待が生まれます。。。
どうやら最近になって立ち上げられたもののようですが、明らかにイタリアの公式なムナーリに関するアーカイブサイトです。
Bruno Munari Archivi
コミッショナーおよびパートナーのページに名を連ねているのは、ムナーリのお孫さんヴァレリアさんをはじめ、出版社のコッライーニはもちろん、ムナーリ研究者として高名なメネグッツォ、またムナーリの教育活動に関わってきたレステッリさん、デツァーニさん、スペラーティさんを含め怱々たる方々です。
あらためてイタリアでは新たなムナーリ研究の機運が、ムナーリと直接ご縁のあった人たちによって拓かれているのかも、と考えると期待が生まれます。。。
437.旅に出るSpazio Munari ― 2025年03月09日 18:29
ミラノの中心からやや外れた、ポルタ・ジェノヴァ駅近くにあった「スパツィオ・ムナーリ」が閉店したそうです。
SNSによると「スパツィオ・ムナーリ」は今後ナポリ、ローマ、ボローニャなどに(テンポラリーに)出店するが、ミラノの実店舗は2025年2月末でクローズとのこと。
そもそもこのお店は15年前にマントヴァに本社がある出版社(とギャラリー)のコッライーニがミラノに進出して開いた三つのお店のうちの一つで、最後まで残ったお店(開店当初からときどき店を開けている、という感じでした)が、「スパツィオ・ムナーリ」と名前を変えてムナーリに関連したギャラリーショップとなったようでした。
「スパツィオ・ムナーリ」のウェブショップは継続するようなので、今後の動向を見守りたいと思います…。
SNSによると「スパツィオ・ムナーリ」は今後ナポリ、ローマ、ボローニャなどに(テンポラリーに)出店するが、ミラノの実店舗は2025年2月末でクローズとのこと。
そもそもこのお店は15年前にマントヴァに本社がある出版社(とギャラリー)のコッライーニがミラノに進出して開いた三つのお店のうちの一つで、最後まで残ったお店(開店当初からときどき店を開けている、という感じでした)が、「スパツィオ・ムナーリ」と名前を変えてムナーリに関連したギャラリーショップとなったようでした。
「スパツィオ・ムナーリ」のウェブショップは継続するようなので、今後の動向を見守りたいと思います…。
433.ムナーリと禅(英文) ― 2025年02月02日 13:31
ムナーリが東洋文化や東洋哲学に大きな感銘を受けていたことは、本人の残した文章や作品の中に明らかにされています。
前項で紹介したタンキスは論考の中でムナーリとパウル・クレーがいずれも禅の思想の影響を受けた芸術家であったと論じながら、唐代の禅僧の言葉を引用していましたし、アンドレア・ブランジも序文の中でムナーリに東洋哲学の精神をみていたようです。
イタリアではムナーリと東洋哲学の関係がどのように捉えられているかが気になり始めているのですが、そんな中、日本の生活用品などを扱うウェブストアにイタリア人によると思われる英文の「ムナーリと禅」(ムナーリと日本文化)を考察しているテキストを発見しました。
Nanban
ウェブショップの屋号?が「Nanban」というのが日本人からはいささか微妙ですが、取扱商品はどれもハイクオリティなもののようです。
上述のテキストではムナーリと日本の関わりについて、また柳宗理などとの交流についても詳しく触れられていて、かなり詳しくムナーリと日本の関係を知っている人によるものかと思いますが、「Azalea Seratoni」なる筆者についてはいまのところ何も分かっていません…
前項で紹介したタンキスは論考の中でムナーリとパウル・クレーがいずれも禅の思想の影響を受けた芸術家であったと論じながら、唐代の禅僧の言葉を引用していましたし、アンドレア・ブランジも序文の中でムナーリに東洋哲学の精神をみていたようです。
イタリアではムナーリと東洋哲学の関係がどのように捉えられているかが気になり始めているのですが、そんな中、日本の生活用品などを扱うウェブストアにイタリア人によると思われる英文の「ムナーリと禅」(ムナーリと日本文化)を考察しているテキストを発見しました。
Nanban
ウェブショップの屋号?が「Nanban」というのが日本人からはいささか微妙ですが、取扱商品はどれもハイクオリティなもののようです。
上述のテキストではムナーリと日本の関わりについて、また柳宗理などとの交流についても詳しく触れられていて、かなり詳しくムナーリと日本の関係を知っている人によるものかと思いますが、「Azalea Seratoni」なる筆者についてはいまのところ何も分かっていません…
431.訃報 ― 2025年01月22日 22:51
2025年1月13日、ジュネーブにお住まいだった、ブルーノ・ムナーリ氏(同名のお孫さん)が享年53歳で逝去されたそうです。ミラノから届いた知らせによると、本日1月22日にご葬儀がジュネーブで執り行われるとのこと。
偉大な祖父と同じ名前をもったムナーリ氏は父アルベルト氏がジュネーブ大学の教授でしたので、ほぼスイスの人として生まれ育ち、病を得て亡くなったということのようです。
ムナーリ氏にはヴァレリアさんという姉妹がいて、この方が現在祖父ムナーリの相続者ということのようですね。
ご冥福をお祈りします。
偉大な祖父と同じ名前をもったムナーリ氏は父アルベルト氏がジュネーブ大学の教授でしたので、ほぼスイスの人として生まれ育ち、病を得て亡くなったということのようです。
ムナーリ氏にはヴァレリアさんという姉妹がいて、この方が現在祖父ムナーリの相続者ということのようですね。
ご冥福をお祈りします。
423.レオ・レオーニとムナーリ ― 2024年10月25日 21:16
2024年11月9日から2025年1月13日まで、板橋区立美術館では「レオ・レオーニと仲間たち」展が開催されます。
「レオ・レオーニと仲間たち」展
レオーニといえば『スイミー』や『フレデリック』などの絵本が日本でも世代を超えて愛されている人気の作家ですが、レオーニにはアーティストやデザイナーとしての輝かしいキャリアがあります。
レオーニはムナーリと同世代で、二十代の頃には後期イタリア未来派として同じ芸術グループの仲間でもありました。
その後はそれぞれデザイナーとしてイタリアとアメリカで活躍し、時には旧交を暖めていたようです。
421のコラムで紹介した「ムナーリのフォーク」とレオーニの関係などはその時代のエピソードですね。
今回の展覧会に合わせて、レオーニとムナーリの関係についてすこしだけお話させて頂く機会を頂きました。
レオ・レオーニと仲間たち展 関連イベント
「レオ・レオーニと仲間たち」展
レオーニといえば『スイミー』や『フレデリック』などの絵本が日本でも世代を超えて愛されている人気の作家ですが、レオーニにはアーティストやデザイナーとしての輝かしいキャリアがあります。
レオーニはムナーリと同世代で、二十代の頃には後期イタリア未来派として同じ芸術グループの仲間でもありました。
その後はそれぞれデザイナーとしてイタリアとアメリカで活躍し、時には旧交を暖めていたようです。
421のコラムで紹介した「ムナーリのフォーク」とレオーニの関係などはその時代のエピソードですね。
今回の展覧会に合わせて、レオーニとムナーリの関係についてすこしだけお話させて頂く機会を頂きました。
レオ・レオーニと仲間たち展 関連イベント
422.作品集『BRUNO MUNARI』復刻 ― 2024年09月27日 16:50
今年はイタリアにおけるムナーリの「当たり年」のようで、3月からパルマで開催された過去最大規模の回顧展に続いて、1987年に出版されたムナーリの作品集『BRUNO MUNARI』(アルド・タンキス編)が復刻・再版されたとのニュースが届きました。
おそらく、大幅に旧版から改訂されて内容が充実していることでしょう。
出版社はコッライーニ社に変わったようです。
amazonイタリアでも航空運賃を追加すれば注文可能なようですが、おそらくコライーニ社のHPからでも注文できるのではないかと思います。
なおイタリアでは再販を記念した編者タンキスによる出版講演会が各地で開催されている由、そのうちにYouTubeなどに動画が上がることを期待するこの頃です…。
おそらく、大幅に旧版から改訂されて内容が充実していることでしょう。
出版社はコッライーニ社に変わったようです。
amazonイタリアでも航空運賃を追加すれば注文可能なようですが、おそらくコライーニ社のHPからでも注文できるのではないかと思います。
なおイタリアでは再販を記念した編者タンキスによる出版講演会が各地で開催されている由、そのうちにYouTubeなどに動画が上がることを期待するこの頃です…。
420.追悼 松岡正剛さん ― 2024年08月21日 19:37
「編集工学」という新たな視点を世に発信しつづけた松岡正剛さんが2024年8月12日逝去されたそうです。享年80歳とのこと。
以下「時事通信」の8月21日記事を引用します。
「編集工学」を提唱して編集者、著述家として多方面で活躍し、独自の視点で日本文化を論じた松岡正剛(まつおか・せいごう)さんが12日午後1時53分、肺炎のため東京都の病院で死去した。80歳だった。京都市出身。
松岡さんは2009年に、ご自身のblog「千夜一冊」でムナーリの『モノからモノが生まれる』<をタイトルにしてムナーリについてくわしい記事を書かれていました。
千夜一冊1286夜『モノからモノが生まれる』
ご冥福をお祈りします。
以下「時事通信」の8月21日記事を引用します。
「編集工学」を提唱して編集者、著述家として多方面で活躍し、独自の視点で日本文化を論じた松岡正剛(まつおか・せいごう)さんが12日午後1時53分、肺炎のため東京都の病院で死去した。80歳だった。京都市出身。
松岡さんは2009年に、ご自身のblog「千夜一冊」でムナーリの『モノからモノが生まれる』<をタイトルにしてムナーリについてくわしい記事を書かれていました。
千夜一冊1286夜『モノからモノが生まれる』
ご冥福をお祈りします。
419.ウェブマガジン「こここ」 ― 2024年07月17日 09:50
マガジンハウスのウェブマガジン「こここ」にムナーリと創造性についての記事が紹介されました(ご縁あって拙文も掲載されています)。
「創造性」って何だろう? ブルーノ・ムナーリを辿りながら──デザイナー、アーティスト、教育者の随想
ムナーリの創造性に関する思想と実践は21世紀の私たちにも新たな示唆を与えてくれるものがたくさんあります。
インクルーシブとクリエイティビティを中心に多彩な記事を発信しているウェブマガジン「こここ」の、その他の記事も大変興味深いものがいっぱいです。
「創造性」って何だろう? ブルーノ・ムナーリを辿りながら──デザイナー、アーティスト、教育者の随想
ムナーリの創造性に関する思想と実践は21世紀の私たちにも新たな示唆を与えてくれるものがたくさんあります。
インクルーシブとクリエイティビティを中心に多彩な記事を発信しているウェブマガジン「こここ」の、その他の記事も大変興味深いものがいっぱいです。

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