451.プラートのワークショップ(動画)2025年09月07日 16:16

Bruno Munari. Giocare con l'arte a Prato
ムナーリがトスカーナ州プラートのルイジ・ペッチ現代美術館でおこなった子どものためのワークショップの様子がペッチ美術館の公式HPで公開されていました。

Bruno Munari. Giocare con l'arte a Prato

ワークショップは「Lab-Lib自由ワークショップ」と名づけられた、用意された素材を使って自由に造形表現するもののようです。
参加している子どもたちはもちろん、大人たちも夢中になって表現を形にしようとしている様子、それを優しく見守りながら声をかけて回るムナーリの様子を見ることができます。
常々興味深く思っているのは、イタリアの人たちは抽象的な立体造形表現をナチュラルに楽しむオープンな心をもっているのかな、ということです。日本で造形ワークショップをおこなうとき、ほとんどの人(幼児を除く子どもも大人も)はしばしば「一目見てなんだか分かるもの」を作ろうとしますし、それが実現できないとき「自分は造形センスがない…」と気を落としがちな気がします。
たしかに、描画を含めて造形表現は「目で見たとおりに(あるいは視覚的にイメージしたとおりに)表現できているか」で「上手下手」を評価しがちなのですが、幼児の描く絵が写実ではないように、本当に自由に心を開いて造形表現するなら、具現化される作品は抽象的であってもよいでしょうし、抽象的で「なんだかよく分からない」表現の中にどんな魅力を見つけることができるか、ということが美的センスなのかもしれません。

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