477.ベバ・レステッリ『触覚で遊ぼう』刊行のお知らせ ― 2026年11月04日 12:25

『触覚で遊ぼう』
ムナーリの教育活動を支え、師の没後もその教育を継承発展させてきたベバ・レステッリさんの著書『触覚で遊ぼう』の日本語訳が、みすず書房から2026年11月16日に刊行されます。
これまでも散発的に本ブログでその内容をご紹介していましたが、一冊まるごとその内容を日本で紹介できる機会が得られたことに、著者のレステッリさん、みすず書房の小川さん、そしてこのプロジェクトを後押ししてくださった皆様に感謝しています…。

みすず書房『触覚で遊ぼう』

476.『芸術としてのデザイン』(新訳) ― 2026年10月16日 08:44

芸術としてのデザイン
ムナーリの著作として日本に早くから(1970年代から)紹介されていた『芸術としてのデザイン(Arte come mestiere)』の新訳版が、ちくま学芸文庫から刊行されました。

「芸術としてのデザイン」

日本でも数少ないムナーリの研究の先達、太田岳人さんの解説もついて、あらためてムナーリの芸術論・デザイン論に新たな視点で触れることができそうです。

475.「美術に出会う前の美術」 ― 2026年09月24日 15:32

「美術に出会う前の美術」
一つ前のトピックに続き、元「こどもの城」の造形事業部長だった岩崎清さんによるムナーリと彼の教育に関する記事が「美育文化ポケット」という美術教育の雑誌に、「美術に出会う前の美術」というタイトルで連載されています。
2026年秋号ですでに11回目を迎えているとのこと、雑誌そのものは一般書店では見つけにくいのですが、ウェブでバックナンバーを含めて、生前のムナーリと親しく関わった方の貴重な思い出を知ることができそうです。

「美術に出会う前の美術」

474.「ムナーリの本たち」展 ― 2026年07月09日 16:07

「ムナーリの本たち」展
青山にあった「こどもの城」とムナーリのワークショップに関わった方々によって、2026年6月から7月に「ムナーリの本たち」という展示が東京・四谷のCCAAアートプラサ「ランプ坂ギャラリー3}で開催されているそうです。

「ムナーリの本たち」展

入場料は500円で、展示のほかにも元こどもの城造形事業部長で「日本ブルーノ・ムナーリ研究会」代表の岩崎さんによる講演などが行われるとのことです(一回目のイベントはすでに終了しているので割愛しました)。

[関連イベント]
2. ムナーリの本に関するトーク第2回
日時: 2026年7月10日18:30〜20:00
登壇者: 岩崎清(日本ブルーノ・ムナーリ研究会代表)
会場: CCAA図工室
料金: 2000円(要事前申込み)

3. ムナーリの本に関するトーク第3回
日時: 2026年7月17日18:30〜20:00
登壇者: 岩崎清(日本ブルーノ・ムナーリ研究会代表)
会場: CCAA図工室
料金: 2000円(要事前申込み)

473.さわる絵本の作り方 ― 2026年07月05日 20:04

「さわる絵本」の作り方、BNN新社
イタリアでは1970年代のインクルーシブ法の制定により制度上のバリアフリーが義務づけられています。また、視覚障害のある人とそうでない人の双方が楽しめる絵本の開発についても先進国といってよいでしょう。
日本でも板橋区立美術館が「触る絵本」の研究を深め広げるプロジェクトそすすめていますが、同美術館とも縁の深いイタリア在住の森泉さんによって、イタリアで出版された「さわる絵本の作り方」が邦訳で読むことが出来るようになりました。

「さわる絵本」の作り方

触る絵本と言えば、その先駆者の一人であるムナーリについても、この本の中で取り上げられています。
絵本作りやバリアフリーに関心のある方には必読の一冊ではないでしょうか。

472.ミロスラヴァ・ハイェクさんのムナーリ・アーカイブ ― 2026年06月21日 22:39

BRUNO MUNARI Historical Works Miroslava Hájek Archive
ムナーリに関する著書(「ダイレクト・プロジェクション」についてなど)やムナーリの展覧会の企画などでしばしばお目に掛かるチェコ出身の美術史家ミロスラヴァ・ハイェクさんがムナーリのアーカイブHPを立ち上げていました。

BRUNO MUNARI Historical Works Miroslava Hájek Archive

主にムナーリのアートワークについて年代別に整理して紹介する内容で、テキストはイタリア語が中心です。 日本のムナーリ研究はどうしても資料が少なく、こういった海外の専門家の研究から学ぶことはとても多いのです…

471. ムナーリとカスティリオーニの展覧会 ― 2026年05月30日 08:16

Achille Castiglioni e Bruno Munari insieme in una mostra dedicata al gioco
先日はミラノの二十世紀美術館でムナーリの展覧会が開催されていましたが、こんどは同じミラノ市内でインダストリアル・デザインの巨匠アッキーレ・カスティリオーニとムナーリの二人展が5月29日から来年の2月16日まで開催されるようです。

カスティリオーニとムナーリの遊び展

Achille Castiglioni e Bruno Munari insieme in una mostra dedicata al giocoというタイトルで、展覧会のテーマが「遊び」とのこと。
確かにこの二十世紀イタリアのデザインを代表する二人には、豊かな遊び心が感じられます。。。

470.ムナーリの展覧会(ミラノ、2026) ― 2026年05月21日 12:53

FOCUS900 VEDERE l'ARIA BRUNO MUNARI
ムナーリの展覧会が、ミラノの中心部にある二十世紀美術館(Museo di Novecento)で2026年4月9日から開催されているようです。

FOCUS900 VEDERE l'ARIA BRUNO MUNARI

タイトルが「空気を見る」とあり、デザインより芸術活動にフォーカスした展示企画のようですね。
壊滅的な円安にイラン情勢の悪化による航空運賃の高騰、なにより仕事の都合がつかず現地に飛べないのが歯がゆい今日この頃です…

469.勘違い ― 2026年04月23日 13:02

ムナーリが1970年代に子どものためのワークショップを企画実現した際に協力した人たちについて調べているうちに小さな発見と自分の勘違いに気がつきました。
ムナーリは1977年ブレラ美術館で大規模な子どものためのワークショップを実現するためにプロジェクトグループを組織した、と自著に書いており、そのメンバーの一人にレナーテ・エーコという名前があります。
よくよく調べてみると、レナーテはムナーリの友人でもあり『バラの名前』の作者として世界的に有名な記号論学者ウンベルト・エーコの奥さんでした。
どういうわけか自分の中で「Renateは男性」という勘違いがあり、調べ方を誤っていたことに気づいた次第です。
レナーテはミュージアム教育の専門家でムナーリのワークショップに協力すると共に、ムナーリが監修した美術教育書シリーズの一冊「Rosso(赤色)」の執筆者にもなっています。

468. 日本ブルーノ・ムナーリ研究会 ― 2026年04月21日 12:46

「日本ブルーノ・ムナーリ研究会」
かつて1985年にムナーリを青山の「こどもの城」に招聘した岩崎清さんが「日本ブルーノ・ムナーリ研究会」のHPを作られています。

日本ブルーノ・ムナーリ研究会

本ブログのタイトルと似ていますが、もともと岩崎さんは「日本ブルーノ・ムナーリ協会」の代表という肩書きで活動をされていました。
その後、諸事情からこの名称の使用を取りやめられたとのことで新たに「研究会」と名称をつけられたのだと思います。
「日本ブルーノ・ムナーリ協会」の会員は岩崎さんお一人だとご本人から伺ったことがありますが、この「研究会」も会員限定一名なのかもしれません。
岩崎さんは「こどもの城」関係者ともども長年にわたり日本各地でムナーリのワークショップをおこなわれており、HPには最近の活動情報なども紹介されているようです。
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イタリアの芸術家+デザイナー+教育者、ブルーノ・ムナーリのことなどあれこれ。
こちらにもいろいろ紹介しています(重複有)https://fdl-italform.webnode.jp/

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