223.マジストレッティ、ムナーリを語る2007年12月16日 23:05

ヴィコ・マジストレッティ

ヴィコ・マジストレッティ(1920‐2006)は戦後イタリアの家具デザインの分野でもっとも成功し、またイタリアデザインの発展に貢献したデザイナーの一人です。「私はブルーノ・ムナーリを尊敬していたよ。私たちは友達だったが、なにより彼はすばらしい冗談をやってのける人だったから、尊敬せずにはいられなかった。知っているかも知れないが、ひとつ彼の冗談を話してみよう。私にとって彼が言った台詞の中でも最高なやつを;『卵は完璧なフォルムをもったオブジェだ。たとえそれが(ニワトリの)ケツから出てきたモノだとしてもね』これは最高のジョークだと思うよ。彼は時々電話をしてきたんだが、それというのも請求書の書き方が分からなかったからなんだ。実に尊敬すべき人、そして素晴らしい才能の持ち主だった。彼は素敵な本を沢山作ったし、「役に立たない機械」を作った。私はまだ進路を決める前の若かった頃に、彼の素晴らしい作品を見て建築家になろうと思ったんだ」-Io ho adorato Bruno Munari, eravamo amici, l'ho adorato anche perche' faceva delle buttate straordinarie. Ve ne racconto una, non so se voi conoscete, per me e' la piu' bella che ha detto Bruno Munari. Sono tra i primi ad averla sentita e diceva; <<L'uovo e' un'oggetto di forma perfetta, anche se e' stato fatto con il culo! >> La trovo una buttata straordinaria. Lui era cosi'; mi telefonava perche' non sapeva come doveva fare per le percelle, era un uomo adorabile, assoltamente addorabile; e poi bravissimo. Ha fatto dei libri, libri bellissimi, poi "le macchine inutili", che sono delle ragioni per cui ho fatto l'architetto, perche' io le ho viste ancora prima di andare in facolta', ed erano straordinarie.

222.カスティリオーニ、ムナーリを語る2007年12月14日 22:36

イタリアの工業デザイン・照明器具デザインの象徴的な存在だったアッキーレ・カスティリオーニ(1918-2002)が「ムナーリは?」という質問にこんな風に答えています。「完全な人。彼のことをそんな風に呼びたいね。でも、ちょっと考えると、それも間違っているのかも知れない。とにかく、私は彼が大好きだった」〜L'uomo perfetto; potrei difinirlo in questo modo. Poi dovrei pensarci, perche' e' anche sbagliato dire cosi', Posso dire che l'ho amato molto.

221.イタリアの巨匠達、ムナーリを語る(序)2007年12月12日 13:27

Maestri del Design
昨年イタリアで見つけた「Maestri del Design」という小さな本があります。イタリアデザインの巨匠たちに若いデザイナー・建築家のグループが同じ設問を携えてインタビューした内容で、カスティリオーニ、マンジェロッティ、マジストレッティ、メンディーニ、ソットサスという大物達が意外なほど率直に答えている好著でした。その中になぜか「ムナーリについて思い出は?」という質問があり、それぞれがそれぞれのムナーリの思い出を一言語っています。次回からぽつぽつと連続で紹介してみようと思います。

216.ムナーリに関するウェブページ2007年11月04日 23:25

http://www.collezionebrunomunari.it/

ムナーリの生誕百年を迎えたせいか、イタリアのウェブをあらためて調べてみると新たなムナーリの情報を紹介するサイトが増えているようです。ご紹介するのもその一つで、現在東京・汐留で開催されているムナーリ展のコレクションを蔵するイタリア北部・カントゥという町にあるミュージアムが作っている様子です。 http://www.collezionebrunomunari.it/

214.小さな謎2007年10月28日 20:23

世界デザイン会議1960年

日本におけるムナーリの展覧会は1965年の伊勢丹での展覧会を嚆矢とするのでは、と思っていましたが、先日の汐留ムナーリ展オープニングで「1960年に世界デザイン会議のために来日したムナーリ自身が東京の近代美術館でダイレクト・プロジェクションの実演と講演をおこなった」と岩崎清氏が当時の思い出を語っていました。・・・もっともギンザ・グラフィック・ギャラリー発行の「ブルーノ・ムナーリ」には『1950年に「偏光」を用いた作品の展覧会を開催』となっており、年月の記述に食い違いがあります。(さらに、これは間違いであろうと思いますが、ウェブ上のムナーリ紹介ではこの展示を1952年とするところもありました・・・)

213. VIETATO L'INGRESSO AGLI ADATTI AL LAVORO2007年10月26日 11:42

東京・汐留の汐留クリエイティブセンターでムナーリの生誕百年を記念する展覧会が始まりました。展示内容はすべてイタリア・ミラノのデザインミュージアムが準備した物で、オープニングにはイタリアの関係者による講演もありました。 タイトルは「仕事に関係ある人出入りお断り」とあって意味が分かりにくいですが、要するに「仕事関係者以外立ち入り禁止」というありふれた立ち入り禁止看板の逆の意味だそうです。ムナーリの「あそび」精神に鑑みて「だれでも(仕事で来る人以外は)どうぞ」ということですね。会期は2008年1月末まで、入場無料。展示内容はどちらかというとデザインの専門家向きかも。

212.ものからものが生まれる(新刊)2007年10月25日 09:36

みすず書房から待望のムナーリの本第三弾が出たようです。「ものからものが生まれる」(Da cosa nasce cosa)amazonでも出ていますし、大きな書店ではすでに並んでいます(汐留ムナーリ展オープニングの帰りに早速購入しました!)。「デザインとビジュアルコミュニケーション」同様ややデザイナー向け、というか専門的な話に踏み込んでいるようですが(原書を持っているのに厚さに負けて読んでいません・・・)発想のヒントというか、発想の姿勢みたいな部分に触れているので色々な人に読んでもらいたい気がします。税込み3780円とのこと。

204.デザインとヴィジュアル・コミュニケーション2006年12月01日 22:20

「デザインとヴィジュアル・コミュニケーション」
みすず書房から待望のムナーリ本第二弾が発行されたようです。「デザインとヴィジュアル・コミュニケーション」ブルーノ・ムナーリ 著・萱野有美 訳・四六判・384頁 定価3780円(本体3600円) ISBN4-622-07210-6 C0070 ・・・11月24日発行と公式サイトにありますが、残念ながらまだ入手できていません。内容はムナーリがハーバード大学で行った講義を元にしているとのこと。

197. 火星人だ!2006年03月17日 20:34

Li marziali!, 1966

1966年の作品だそうですが、「火星人だ!」というものがあるそうです。ご紹介している1カットしか資料が見つからなかったのですが、どうやら本(絵本)ではなくグラフィックワークのようですね。スケッチとコラージュによる作品ということです。ムナーリは「未来派」だけあって、SFも好きだったのではないかと思います。

194. モワレのスタンド2006年03月14日 21:38

「portaritratti」(写真立て)

1967年にデザインされたプロダクトです。「portaritratti」(写真立て)ということですが、メッシュの円盤が重なり合うことで生まれるモワレがデザインのポイントですから、写真を立てるとせっかくのモワレが見えなくなるのでは?もしかすると写真をメッシュ越しに見るのでしょうか。それとも真ん中の穴から...?当時ダネーゼから発売されましたが、現在の新生ダネーゼでは復刻していないようです。

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こちらにもいろいろ紹介しています(重複有)https://fdl-italform.webnode.jp/

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