377.ムナーリと「教育協力運動(MCE)」の関係 ― 2023年03月26日 12:04

以前から何度か引用して紹介している本『Su Munari(ムナーリについて)』には、デザイナーから芸術家、その他さまざまなムナーリの活動に関わりのあった人たちがムナーリの思い出を語っています。
その中にムナーリと子どもの教育について関わりのあったRoberto Pittardo(ロベルト・ピッタルド)という人の一文を見つけて、そこからたぐっていった結果、レッジョ・エミリアの幼児教育に大きな影響を与えたMCE:教育協力運動という1950-70年代の教育改革運動の中心人物の一人マリオ・ローディとムナーリが一緒にヴェネト地方(ヴェネチア周辺のイタリア東北部)における子どものための創造的な教育活動に関わっていたらしいということが分かってきました。
マリオ・ローディと教育協力運動については、『わたしたちの小さな世界の問題』という邦題で田辺敬子さんが訳された教育実践の名著が日本でも紹介されています。
これまでイタリアのムナーリに関する論文の中で、ムナーリと教育協力運動に接点があったことが触れられているのを読んでいましたが、すこしづつ戦後イタリア社会に広がった教育の改革への波の中でムナーリが果たした役割が見えてきそうな予感がしています。
なお、ムナーリやローディ、ピッタルドの関わった活動は現在も継続されているようです。
https://lascuoladelfare.it/
その中にムナーリと子どもの教育について関わりのあったRoberto Pittardo(ロベルト・ピッタルド)という人の一文を見つけて、そこからたぐっていった結果、レッジョ・エミリアの幼児教育に大きな影響を与えたMCE:教育協力運動という1950-70年代の教育改革運動の中心人物の一人マリオ・ローディとムナーリが一緒にヴェネト地方(ヴェネチア周辺のイタリア東北部)における子どものための創造的な教育活動に関わっていたらしいということが分かってきました。
マリオ・ローディと教育協力運動については、『わたしたちの小さな世界の問題』という邦題で田辺敬子さんが訳された教育実践の名著が日本でも紹介されています。
これまでイタリアのムナーリに関する論文の中で、ムナーリと教育協力運動に接点があったことが触れられているのを読んでいましたが、すこしづつ戦後イタリア社会に広がった教育の改革への波の中でムナーリが果たした役割が見えてきそうな予感がしています。
なお、ムナーリやローディ、ピッタルドの関わった活動は現在も継続されているようです。
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