アートで遊ぶラボラトリー2005年11月11日 21:27

ムナーリのワークショップ

以前ご紹介したムナーリのワークショップについての講演集をまとめたイタリア・ファエンツァのラボ(実験室/ワークショップ)の記述によると、ムナーリは「人はそれぞれ自分の知っている:出来ることをする。また創造性や想像力は記憶と密接な関係があるが、さて子供たちがより多くのことを覚えられるようにするにはどうすればいいか?知識の広がりはクリエイティブな学習に大きな影響を受けることが知られているが、ならば遊びこそ記憶を豊かに育てる良い条件になるのではないだろうか」("...Se siamo d'accordo che ognuno fa quello che sa, e che la fantasia e la creatività operano sulla memoria, il problema che segue è come il far memorizzare ai bambini il massimo dei dati, visto che l'allargamento della conoscenza favorisce le facoltà creative. Pare che il gioco sia la condizione ottimale per memorizzare qualcosa...".)と語り、実際に子供たちのための創造的なワークショップを始めました。私たち(特に日本人、特に大人)は「遊ぶ」と「学ぶ」を反対語のように考えてしまいがちですが、これは「遊び」を創造的でなく、俗な欲求を満たす行為と勘違いしているからかもしれません。創造的なことをするのが「遊び」なら、(本物の)デザイナーは「遊び人」ですね・・・

ムナーリのビデオアーカイブ?2005年11月12日 19:28

「ミラノの人々(gente di Milano)」

インターネットでムナーリについて検索しているうちに、ムナーリが生まれ、暮らしたイタリア・ミラノの行政機関(文化関係部門)のサイトにムナーリのビデオがあるらしいと言うことが分かりました。「ミラノの人々(gente di Milano)」という、ミラノ在住の文化人にインタビューしたビデオアーカイブのようですが、その中にムナーリの記録が紹介されています。一応、現在問い合わせ中ですが、はたして日本でこのビデオを入手する(あるいは見るだけでも)ことができるかどうか・・・? 「ミラノの人々(gente di Milano)」のサイトはこちら(イタリア語) http://temi.provincia.milano.it/cultura/medialogo/gentedimilano_munari.html

箱の建築(本)2005年11月13日 17:10

「SCATOLA DI ARCHITETTURA MC N.' 1」

箱をレンガかブロックのように(あるいはレゴのように?)使っていろいろな建築を作ってみよう、という「取扱説明書」のような豆本(絵本?)です。ユニットの箱にはAからGまでの基本形があって、紹介されている建物はすべてその組み合わせで出来るようになっています(必要なユニットの数はまちまち)。幼稚園や小学校で段ボール箱を使ってお城を作って遊んだ記憶がよみがえります。コッライーニ社から(解説は英語とイタリア語)。

「本に出会う前の本(i prelibri)」2005年11月14日 21:11

「本に出会う前の本」

すでにご紹介したことのある「本に出会う前の本(i prelibri)」ですが、実はじむきょくはこれを持っていません(結構良いお値段なのです)。親しいデザイナーがムナーリの本やプロダクトを沢山持っていて見せてもらっているので「まあいいか」ということで。先日ネットを見ていたところ、12冊の「本に出会う前の本」の体裁を個別に紹介しているページがあったのでご紹介します。 http://www.utrecht.jp/special/special21.php ユトレヒトというウェブブックショップのページです。

芸術を理解するには(ムナーリの言葉)2005年11月15日 20:42

「顔」(1970年)

「芸術作品を理解するときの最大の障害は、「分かりたい」という欲求である」(il piu' gramde ostacolo alla conprensione di un' opera d'arte e' quello di "voler" capire.)

猫のメオ・ロメオ2005年11月16日 16:34

猫のメオ・ロメオ(人形)

ムナーリが「お猿のジジ」という人形をデザインして「黄金のコンパス賞」を受けていることはすでにご紹介したかと思いますが、同じような構造の「猫のメオ・ロメオ」という人形もあります。タイヤで有名なピレッリ社から1953年に発表され、翌1954年の「黄金のコンパス賞」を受賞。ちなみにジジの方は復刻されていますが猫のメオ・ロメオの方は復刻の話を聞きません。残念。

ブルーノ・ムナーリ展はじまったそうです2005年11月17日 23:21

「木を作ろう」ワークショップ

東京青山にある「こどもの城」で「ブルーノ・ムナーリ〜もっと豊かに もっと自由に」展がはじまったそうです。会期は11月15日(火)〜12月18日(日)・月曜日休館、期間中には日本ブルーノ・ムナーリ協会の岩崎さんによるレクチャーやイタリアでムナーリのワークショップに関わったレステッリ氏の講演、子供のための「木を作ろう」ワークショップ(月曜日以外は毎日)などの催し物もあるとか。楽しみです。 詳しくはこちら http://www.kodomono-shiro.or.jp/event/munari/index.html

ムナーリの石2005年11月18日 21:56

石の贈り物と石の中の猫

ムナーリは私たちが日常見慣れているはずのものを意外な視点で見直すことを教えてくれます。たとえば、河原などにある沢山の石にもいろいろな表情があり、その表面の模様に一筆加えたら、そこにさまざまなお話を見いだすことだって出来る。というわけです。「da lontano era un'isola」という本から。

ムナーリの絵本(7?)2005年11月19日 22:07

「Toc Toc(トン、トン)」(モンダドーリ版)

カテゴリーが混乱して(錯綜して)これがいくつ目の絵本のご紹介かもはやよく分からなくなっています。「Toc Toc(トン、トン)」という「扉をたたく音」がタイトルのこの絵本、のぞき穴から見える生き物と次のページで対面できる仕掛け絵本です。1945年にモンダドーリ社から発行、現在はコッライーニ社から復刻しています。

「ムナーリについて」という本2005年11月20日 20:58

「ムナーリについて(Su Munari)」
イタリアで発行された「ムナーリについて(Su Munari)」という本という本があります。「104の証言と152の書き下ろしによるムナーリ」という副題が付いていますが、ムナーリの仕事について広範に紹介した内容で、なんと全ページカラー(テキストのみのページをのぞく)の一冊です。ただしテキストはイタリア語のみ。日本にも輸入されており、本屋さんで見つけることが出来ます。テキストを読まなくても図版や写真だけでも楽しめるムナーリ百科的な良書ではないでしょうか。発行はAbitare Segesta Cataloghiというイタリアの代表的なデザイン誌「アビターレ」の別部門から、のようです。
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イタリアの芸術家+デザイナー+教育者、ブルーノ・ムナーリのことなどあれこれ。
こちらにもいろいろ紹介しています(重複有)https://fdl-italform.webnode.jp/

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