001.ブルーノ・ムナーリけんきゅうかい2005年09月02日 20:55

ブルーノ・ムナーリ
イタリアの芸術家+デザイナー+教育者、ブルーノ・ムナーリのことが気になります。昔から気になっていたのですが、最近むしょうに気になるので「けんきゅうかい」をつくりました。 いろいろしらべて、ムナーリのような面白いことができるきっかけになったらいいなあと思います。

002.ムナーリってどんなひと?2005年09月03日 18:06

ムナーリの生まれたところ
ブルーノ・ムナーリってどんなひとでしょう? なかなか難しいのです。これが。 とりあえず、生まれたのは1907年10月、生まれた場所はイタリア・ミラノ。亡くなったのは1998年9月。 若い頃イタリアの前衛芸術運動「未来派(後期)」と関わって「役に立たない機械」を発表します。ひとことでいうとモビールのような作品です。名前の付け方が秀逸ですね。 その後はアートの活動と絵本の発表と、空間デザイン(噴水とか)と、おもちゃと、工業デザイン(灰皿とか照明器具とか)と、こどもの為の教育活動と、実にいろいろな活動をして、それぞれの仕事で高い評価を得ています。あやかりたいものです・・・。 特に子供のための造形活動では、イタリア国内だけでなくアメリカや日本でもワークショップを開いています。 ムナーリの仕事(作品)についてはおいおい紹介していきましょう。         

003.ムナーリの絵本(1)2005年09月04日 17:47

絵本「暗い夜に」の1ページ
日本ではムナーリというと絵本好きの方に知られているようですね。あとはデザイン関係の人(わたしもそうですが)。 ムナーリは色々な絵本を作っていますが、そのなかの一冊が「暗い夜に」(nella notte buia,1956)です。絵だけでお話が進んでいくので自分でお話を考えながら楽しめます。現在もイタリアの出版社から復刻版が出ているので購入可。 日本でも河出書房新社から発行されているものがありました。                    

004.ムナーリのフォーク(本)2005年09月05日 16:47

ムナーリのフォーク
大好きな一冊です。ふううのフォークを「手」に見たてて、色々ハンドサインをさせた一種の絵本。わたしたちの身の回りにあるあたりまえの物から「驚き」や「遊び」がデザインできるという好例。輸入デザイン書籍のお店などで取り扱っています。 版元はイタリアのコッライーニ http;//www.corraini.com/                             

005.ムナーリの絵本(2)2005年09月06日 14:02

白ずきんちゃん(Cappuccetto Bianco)表紙
現在、ブルーノ・ムナーリの作った絵本の殆どはイタリアのコッライーニ社が発行(復刻も含め)しているようです。これもコッライーニの一冊。「白ずきんちゃん」というタイトルなのですが、中のページはほとんど真っ白で、物語だけが書かれています。「暗い夜に」とは反対に、テキストから絵をイメージして楽しめる絵本ですね。                           

006.ムナーリ自らを語る2005年09月07日 17:35

6歳のブルーノ・ムナーリ

「1907年の10月のある朝、ぼくはミラノの都心にはだかで到着した。それまで、だれもそのことについて相談してくれなかったので、びっくりした。父は給仕で、母は絹のせんすに刺繍するのが仕事だった。ぼくが6歳のとき、両親はヴェネト地方の大きな川のそばの小さな村に引越した。ぼくがデザイナーになったのは、この時代のことである。自分と仲間たちのおもちゃを設計した。 18歳の時、単身ミラノにもどり、後期未来派の人びとと近づきになり、ぼくの最初の「役にたたない機械」を展覧会に出品した。『ムナーリは、まじめに芸術と取り組まないで、遊んでいる』と批評家が言いだし、今でもまだ、よくそういうふうに言われる。・・・」 〜日本語版の「木を描こう」(至光社刊)の中にあるムナーリ自身のバイオグラフィーです。ちなみに翻訳者は須賀敦子さん。

007.ダネーゼの灰皿2005年09月08日 16:52

ダネーゼの灰皿
ブルーノ・ムナーリは工業デザイナーでもあります。 デザイナーとしてのムナーリは意外なほどシンプルで合理的なデザインを残していますが、ただ合理的なだけでなく、やはりムナーリでなければ思いつかなかっただろうというセンスが感じられます。イタリアのダネーゼ社の為にデザインした灰皿(cubo)はまさにその典型。ダネーゼはすぐれたデザイングッズを世に送り出した後、企業として活動を止めていましたが、近年アルテミデ社のエルネスト・ジスモンディによってブランドが復活しました。ムナーリの灰皿も再生産されて日本でも手に入れることが出来ます。(ちなみにムナーリはタバコを吸わなかったそうです)                        

008.「GOOD DESIGN」2005年09月09日 16:46

「GOOD DESIGN」の表紙
自然はすばらしいデザイナーである、という視点で、オレンジとエンドウマメについて、大まじめに(まるで工業製品の説明書のように)解説したマメ本です。「大まじめに」というところがムナーリのユーモアですね。でもムナーリの言う通り、自然の産物は私たちデザイナーがそれらしい能書きを付けてデザインするモノよりはるかに優れたデザインを無言で提供してくれていることを思い出すべきなのでしょう。 本文はイタリア語と英語の併記で、日本国内でも輸入書籍として販売されています。                                        

009.霧の中のサーカス(絵本-3)2005年09月10日 17:46

「霧の中のサーカス」表紙
原題は「ミラノの霧の中で」。ミラノは冬になると霧が深く立ちこめるのです。先日の項で名前が出てきた須賀敦子さんの本にも「ミラノ・霧の風景」というのがありましたね。絵本では霧の中からだんだんに姿を現す街の様子が描かれています。日本語版が発行されていましたが現在は絶版。復刻を望む声も多いそうです(イタリア語版はまだ入手可能)。 <追記>日本語版復刻されました。

010.小さなおさるのジジ2005年09月11日 18:43

小さなおさるのジジ
1950年にムナーリが作ったおさるの人形です。からだの中に針金が入っているので、色々なポーズを作ってその状態にしておけるようになっているぬいぐるみ(からだはラバー製)、というかんじでしょうか。このおさるのジジ、プロダクトデザインとして、イタリアのグッドデザイン賞にあたる「黄金のコンパス賞」を受賞しています。賞を選ぶ側にもセンスがあったのでしょうか。
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こちらにもいろいろ紹介しています(重複有)https://fdl-italform.webnode.jp/

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